SVリーグは2026-2027シーズンより
オンザコートルールの改正を実施します。
これまでは外国籍選手の同時出場可能数が2名だったのが
3名まで可能になります。(アジア枠はそれに+1名まで可能)
日本人選手の出られる枠が減るわけですが
今回はそれに伴う課題と提案をしていきたいと思います。
オンザコートルール改正について
前述したようにSVリーグでは2026-2027シーズンより
外国籍選手の同時出場可能数が2名→3名に増えます。
それに加えて、アジア枠(中国や台湾、タイなど)の選手が+1名出場可能なため
実質的な外国籍選手の同時出場可能数は4名になります。
当初は2027-2028シーズンからの予定だったようですが
1年前倒しして実施されることとなりました。
SV.LEAGUE成長戦略の中にもあるように
「世界一各国代表選手が所属するリーグ」を目指すべき姿としているSVリーグにとって
時期を前倒ししてでも実施したい改正だったのかもしれません。

考えられる課題
課題①・・・試合に出られない選手がより増える可能性大
今でも年間数試合しか出られない選手がけっこういます。
ましてや昨年まで出ていた選手も出られなくなる可能性が高くなりますよね。
チーム側としては、高い年棒で雇った外国籍選手を出場させたいのは当たり前です。
Jリーグにおいても、私の大好きな香川真司選手が
「年間0試合出場なんて有り得ないこと」と苦言を呈していましたが
SVリーグでも同様だと思います。(前後の文脈は本記事と少しズレますが…)
日本人選手の間口が狭くなるどころか
試合に出られないことによるモチベーション低下と
若手の成長機会の損失が顕著になる可能性もあります。

この対談にて
課題②・・・観客動員数増加は本当に見込めるのか?
日本のバレーボール界隈はけっこう特殊だと感じていて
お気に入りの選手の推し活文化が非常に根付いていると思います。
特に男子の試合だと、自分のお気に入りの選手を見に来ている女性ファンが
大多数を占めているような雰囲気があります。
別にそれが悪いわけではありません。
バレーボールを知ってもらう上で非常に大切なことです。
ただ、その推し目線が外国籍選手に向かうのかは何とも言えないところです。
ブリザール選手のように、プレーもビジュアルも華がある選手はそう多くいません。
バレーボールという競技そのものよりも
選手単体を見に来ている層をどれだけ留めることができるかが課題かと思います。

華麗なるセッター、ブリザール
課題③・・・SVリーグの戦力不均衡問題
昨今のスポーツ界は、完全にマネーゲームと化しています。
その中でもバレーボールは実力差が出やすいと言われていて
実力が劣るチームが勝つことは、野球やサッカーほど多くはありません。
そのため、資金力の差が最終的な結果の差に繋りやすいということです。
昨年度のSVリーグチャンピオンシップ決勝を見ても
サントリーサンバーズ大阪は日本代表の主力+ムセルスキーやクリュカという強力な布陣、
大阪ブルテオンも日本代表の主力+世界一のセッターであるブリザールという
レアルマドリードvsバルセロナみたいな圧倒的2強チームの対戦であったわけです。
ましてやサントリーはリーグ戦24連勝という、他チームを寄せ付けない無双っぷりで
リーグ自体の戦力均衡が保たれているとは到底思えません。
サントリーファンは面白いかもしれませんが
リーグ全体として見た場合、正直なところ全く面白味はありません(笑)
このチームごとの資金力の差は、リーグ側でコントロールする必要があると思います。

クラブ最多記録の24連勝
ミントネット的提案
提案①・・・交代枠の上限を増やし、戻り交代制を廃止する
2026年から国際大会の交代枠は6回から8回に増えました。
SVリーグは真似するべきだと思います。
バレーボールの交代ルールを軽く説明すると
AさんとBさんが交代し、Bさんがコートインした場合
AさんはBさんと交代しなければ再度コートインはできません。
Aさん→Bさん→Cさんのような交代ができないというルールです。
「この戻り交代制を撤廃してみませんか?」という提案になります。
色々悪さができそうだけども(良い意味でね笑)
戦術幅が広がりますし、より多くの選手が出られるようになると思います。

提案②・・・スタメン総入替するセットの強制
SVリーグを見ていても、いっつも同じスタメンで
毎セット同じメンツだし、チーム構成はみんな同じで正直飽きます!(笑)
野球は毎試合先発投手や中継ぎ投手が変わるので、試合内容ががらっと変わりますよね。
ましてや自分の推しの選手が試合に出ていないのは、推し活として長続きしないでしょう。
そこで提案したいのは
序盤の3セットのうちのどこか1セットはスタメンを総入替しなさいというルールです。
ある種ルールの制約を増やすことで、新たな戦略性を生み出す狙いがあります。
どの時点がスタメンなのかは定義する必要がありますが、後々考えればOKです(笑)
より多くの選手に出てもらって、推しの選手を増やしてほしいという狙いもあります。

提案③・・・MLS的サラリーキャップの導入
アメリカのMLS(メジャーリーグサッカー)ではサラリーキャップシステムという
チームの年俸総額の上限が決められており、戦力均衡を保つような仕組みがあります。
詳しい内容はぜひ調べてみて下さい。(笑)
特に、今のSVリーグは特定のチームが力を持ちすぎているので
こういったサラリーキャップシステムを用いて
下位チームにも配分金などでチーム力を強化してもらうなど
リーグとして戦力均衡を保つような仕組みを構築する必要があると考えています。

まとめ
観客動員数の増加や盛り上がり具合を見ても
SVリーグが伸びていることに間違いないでしょう。
ただ、その大きな要因の一つとして
日本代表特需があったのではないかと思います。
特に、高橋藍選手や西田選手など(もちろん石川パイセンもね)
プレーだけでなくビジュアルにも優れた、稀有な人材がいたことは非常に大きな要因です。
古くは川合会長や中垣内さんの現役時代など
ビジュアル全開で大人気だった時から暗黒時代を経て今があるので
そういった狭間の時期を作らないような仕組み作りが大事かと思います。
果たしてそれが各国のスターを集めることかは何とも言えないところですが…
昔と比べると日本以外の国際試合でもたくさんお客さん入ってますし
こればっかりはやってみないと分からないですけどね(笑)
ぜひリーグ運営側が頑張ってほしいです。
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