私のYoutubeのチャンネルで「一度は騙される巧妙なコンビ」というショート動画をあげておりますがYoutubeのコメントでは戦術的な反応がほとんどなかったので
ぜひ説明させて下さい!(笑)
TikTokの方がコメント盛り上がってましたけども、つべのコメント制限し過ぎなのかなあ?
色々うるさい世の中なもんで…
っていうことで、ローテーションの基本から説明します。
ローテーションの基本説明
折角なので、当ブログのローテーションジェネレータを利用して説明します。
ローテーションの基本
基本的にローテーションは時計回り(右回り)に動いていきます。

S1~S6(エスイチ~エスロク)と、解説などでよく耳にされると思いますが
S1のSはセッター(Setter)の頭文字で、1はセッターがサーブを打つ順番を表しています。
なので、S1はセッターがサーブを打つローテーション。
S2は次にサイドアウトが取れた時にサーブを打つローテーションといった流れになります。
なぜセッターを基準にしているかというと、セッターの位置によって前衛の枚数が2人になったり、3人になったりと攻撃パターンが変わってくるからです。
セットが取れるまで、この時計回りが延々と続くのがローテーションです。
フロントオーダーとバックオーダー
次にフロントオーダーとバックオーダーを説明します。
フロントオーダー・・・前衛3人が左からOH、MB、OPかSと並ぶ陣形のことです。

バックオーダー・・・後衛3人が左からOH、MB、OPかSと並ぶ陣形のことです。

両フォーメーションとも良し悪しはあるのですが、それはまた別の機会で…
昨今の上位カテゴリではバックオーダーが主流となっていて、バックオーダーの方がフロントオーダーと比べてデメリットは少ないと言われています。
なぜ巧妙なのか
さて、この動画の主役である駿台学園高校は、もちろんバックオーダーです。
動画の場面で見るとS1ローテーションになります。(MB1は西山さんじゃないかもです…)
【ローテーション図】

そんでもって、S1ローテの定番のレセプション陣形はこちらになります。
【S1定番フォーメーション】

前衛であるOH1の選手をレフト側に置いて、レフト側から攻撃しやすくしています。日本代表や大学チーム・名門高校などを見てもだいたいこのフォーメーションです。
駿台学園はあえて↓のようにしています。
【駿台学園のS1フォーメーション】


前衛のOH1(#5竹内)をあえて真ん中に置き、後衛であるOH2(#3落合)をレフト側でフェイク助走させることで、相手のブロッカーがOH2(#3落合)に釣られる形となっています。
また、レセプションが上手い#5竹内選手を真ん中に置くことで、サイドアウトの安定性が増しています。
前衛を丁寧に確認するチームならバレてしまう可能性はありますが、ローテーションの定番の配置を知っているチームには大きな効果があります。
アウトオブポジションかどうか
「これアウトオブポジションじゃない?」というコメントが多数ありましたが、たぶんアウトオブポジションです。(笑)


気にするべきはMB2小布施選手とOH1竹内選手となるわけですが、横の関係である小布施選手(リベロ#7と交代している)との位置関係については、リベロの位置より左に寄っていないので問題ありません。
縦の関係を見ると、OH1の#5竹内選手より前に位置してはいけないはずですが…
明らかに出てますね!(笑)
ルールの緩和があり体の一部分が少しでも重なっていれば問題ないことになりましたが、
これは、完全に出てますね!(笑)
結果的に反則を取られることはありませんでしたが、色々緩和があったため審判もそこまで厳しく見ていなかった気がしました。
まとめ
このショート動画がだいたい5万~6万くらい再生されているんですが、インハイ予選を見る感じだと、対戦相手がけっこう釣られていました。
そこそこ再生されているけど、まだまだ見られてないんだなーと思いつつ、なかなか巧妙なローテーション戦略なので気付かないのも無理ないかなとも思いました。
試合中に選手をずらしてもいいですもんね…
私にとってもかなり勉強になったサイドアウト戦略でした。
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