関東大学1部リーグの名門日本体育大学がリーグ戦の試合中に
スポーツパーソンシップに反する行為があったとして
既に実施された6試合を没収とし、全て不戦敗という形となった。
スポーツマンシップは死語らしい?笑
公式で何があったのか詳細は記載されていないが
ネット界隈ではサイン盗みがあったんじゃないかと言われている。
結果として、日体大側も残り4試合も出場辞退することとなり
JVAMRSの登録をしておらず全試合没収となってしまった日本大学に続いて
自動的に全敗チームが2つ誕生してしまう前代未聞の事態となった。
今回は、そんな衝撃的なニュースについてまとめてみようと思う。
何が起こったのか
公式として何が原因で没収試合となったのか具体的なことは書かれていないので
あくまでネット上の憶測に過ぎないが
観客席にいる日体大のスタッフが試合中に相手チームのハンドサインを確認し
ベンチにいるスタッフへインカムで伝えていたのではないかという話である。
ベンチから選手にどう伝えていたのかは不明である。
試合中に相手選手が気付き、審判に申告したという経緯である。
バレーボールにおけるサインの種類
大きく分けて2種類ある。
①セッターから味方アタッカーに送る攻撃のサイン
②ブロッカーから味方レシーバーに送るブロックコースのサイン
①についてはイメージしやすいと思うが
レセプション時やチャンスボールが返ってきた時にセッターが出す攻撃のサインで
近年では相手に見えないようにユニフォームで隠して出すことが普通となってきた。
②はサーブ時にブロッカーがストレートを抑えにいくのかクロスを抑えにいくのか
後衛のレシーバーに送るサインである。
今回の事案では①を確認してインカムで伝えていた可能性が高い。
バレーボールでサイン盗みは罪なのか
バレーボールにおいて、サイン盗みを禁止するというような明確なルールはない。
ベンチにPCやタブレットを持ち込んで良いし、スマホで観客席の人物と通話することも可能。
撮影しているビデオを3秒遅れでベンチに送信することも可能である。
どのようにベンチと接続しているかというと
ポケットWi-Fiなりを持ち込んで同じネットワークに滞在させることによって接続している。
「明確に禁止されていなければ何をしても良いのか!」
それはもちろんおっしゃる通りなのだが
正直なところグレーゾーンではある。
ただ、サインを盗んだところで勝てる確率が上がるとは言い切れず
実際に、日体大の6試合の戦績は3勝3敗だった。
他のチームが明らかに不利益を被るなら処罰を重くするべきだとは思うが
かなり微妙な戦績である。
サイン盗みの効果
サイン盗みと言えば野球を思い浮かべるだろう。
実際に2019年サイン盗みで大問題となったMLBのヒューストン・アストロズが記憶に新しい。
2017年にワールドシリーズで優勝し、2018年西地区1位、2019年にはリーグ優勝した。
結果も伴っていてかなりのヘイトを買っていたが
とある調査では、投球前に球種をわかっていたとしても
打者に対して有利に働く証拠はないとの結論になったようだ。
皮肉なことに2022年シーズンからピッチコム(サイン盗みを防止する機器)を導入したが
その年のワールドシリーズチャンピオンはアストロズだった。
サイン盗みの防止や試合時間の短縮を目的に導入されたピッチコム

バレーボールに置き換えて考えてみると
昨今はリードブロック戦術がかなり浸透しているし
大学バレーでは特殊な攻撃を仕掛けてくるチームも少ない。
トスを見てから反応するのは充分間に合う環境である。
それまでの日体大の戦績も五分五分だったこともあり
サイン盗みをしたことが勝利につながったとは言い切れない状況である。
逆に5分5分で済んでいた可能性もあるけど(笑)
今後の展望
今後はサイン盗みを禁止するという明確なルールができるとは思うが
ベンチ内での電子機器の取り扱いにもルールを設けるべきであろう。
観客席とベンチ内が通話可能でPCも同じネットワークで繋がっているのであれば
正直なところサイン盗みなどは全くばれずにやり放題である。
巧妙にやる方法はたぶんいくらでもある。
サイン盗みをしました→ではこれまでの試合を没収します!
で終わりにするのではなく
今後どうさせないか考えてほしいと思った事案だった。
それよりも、2024年に未成年飲酒と喫煙が問題になった明治大学が数ヶ月の活動停止で許されて
普通にリーグ戦出場していたのと比べると処罰重くないっすか??
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